豫園(よえん★ユーユェン)
上海市の南市区に位置する、敷地面積約2万k㎡の中国伝統様式庭園。
「中国重点文物保護庭園」に指定されています。
元々「豫園」は、上海人の潘允瑞という四川布政使(四川省長)を務めた役人が、
かつて刑部尚書(法務大臣)であった父親、潘恩への孝行のために建設した
プライベート庭園。
1559年に建設が開始され18年後に完成しましたが、悲しくも完成時には既に
父親は亡くなっていたとか。
1987年に庭園の東部が改修され、百年前の景観を再現。
明と清の園芸技術を融合した中国の名園。
建設されてから、400年余りの歴史を持つ豫園。
「豫園商城」を抜けると、豫園入口の前に「緑波池」という蓮の池があります。
池の中に建っている2階建ての東屋は、ちょうど池の真ん中にあることから
「湖心亭」と呼ばれています。
1784年に再建され、現在は喫茶店として利用されています。
外国の著名人達も訪れるというこの喫茶店は、池や庭園を眺めながら中国茶を
楽しめることが出来、外国人観光客に人気があります。
ただ、お茶の値段設定は、明らかに外国人を対象としたもので、50元~100元
近くとかなりお高く、ローカルの感覚としては、受け入れ難いかも。
(営業時間:8: 30~21:00)
観光客で埋め尽くされる「湖心亭」を結び、ギザギザにかかっている橋は「九曲橋」。
ギザギザになっている理由は、「人間はジグザグに歩けるが、悪霊は真っ直ぐ進む
のでこれを池に落としてしまうため」だとか。
橋をジグザグに歩けば、違った景色を楽しめるという理由もあるそうです。
また、曲がる回数が九回であるのは、九は一桁の数の中で一番大きいので
規模が大きいことを象徴するのだとか。
今では、この庭園を一目見ようと、海外だけでなく、中国全土からの観光客は
必ず訪れる観光スポットの1つとなっています。
「豫園」に入場(有料)して、庭園を楽しむのも良いですが、時間がなければ
「豫園商城」をプラプラするだけでも十分楽しめると思います。
開園時間:8時30分~17:30時(チケット販売は17:00まで)
入園料:
7/1~8/31、12/1~3/31 30元
4/1~6/30、9/1~11/30 40元
※身長1.2m以下子供及び70歳以上の老人は10元。
留学生は、国際学生証を提示すれば、学割も♪

外灘(バンド★ワイタン)
上海の観光スポットといえば、迷わず一番に名が挙がるのが外灘(ワイタン)
でしょう。
黄浦江を挟み、浦西側には歴史的建築物群、浦東側には近代的な高層ビル群が
立ち並び、対照的な風景に圧倒されることでしょう♪
また、外灘には昼間の顔と夜の顔があります。
オススメは、昼間に記念撮影♪ 夜はライトアップを楽しむ♪
ライトアップされる時間帯は、基本的に19時~22時まで。
ただし、電力不足などの影響で、週末のみのライトアップになることが多いので、
事前にご確認下さい。
そして、こんなに美しい外灘には“いがい”な歴史が。。。
第一次阿片戦争(1842年)終了の結果、清朝政府は英国と南京条約を締結し、
上海、寧波、福州、アモイ、広州の5港を開港することに同意しました。
元々の外灘は、土地の半分は水に浸かっていて、樹木1本ないような沼地だった
とか。
今では、昼間はおもちゃ箱のように、夜は宝石箱のように美しく、
上海の歴史と発展の姿が凝縮されているスポット・・・外灘。
最近、どんどん上海らしい町並みがなくなりつつありますが、この界隈は
古き良き時代を感じられて、ホッとしますよ♪
外灘から福州路や広東路等の路地に入って、散歩を楽しんでみるのもいいかも
しれません♪
