寒山寺(かんざんじ★ハンシャンスー)

1400余年の歴史を持つお寺。
1940年の日本映画『支那の夜』の挿入歌『蘇州夜曲』の中で登場する「寒山寺」が
印象に残っている方も多いのではないでしょうか?
また、中唐の詩人で政治家でもあった張継の七言絶句「楓橋夜泊」でも知られています。
この詩は都落ちした旅人が、蘇州西郊の楓江にかけられた楓橋の辺りで船中に泊まった際、旅愁のために眠れぬまま寒山寺の鐘の音を聞いたという様子を詠ったものです。

また、寒山寺では、毎年大晦日には除夜の鐘が鳴らされることになっており、
その鐘の音を聴くと10歳若返ると言われており、こんにちでは誰が撞き手の一番手
となるかをせりにかける行事が恒例となっています。
除夜の鐘を聞きながら新年を迎える行事は、決して昔からあった行事ではなく、
1979年、日本池田日中友好協会副会長である藤尾昭氏が発起人となって始まりました。
以後、12月 31日には日本ばかりでなく、韓国をはじめとする各国の観光客や中国人も大勢参加するようになったようです。
★データ★
☆開園時間: 年中無休 8:00-16:50 (夏期)7:00-18:00 ☆入館料: 20元(2008年現在)、鐘楼は別途5元 ★アクセス方法★ 所在地: 蘇州市寒山寺弄24号 蘇州駅より車で20分 公共バス 遊3、45、64、931などで 「来凰橋」下車 (2008年8月現在) |
